読者体験談 vol.1
携帯電話契約詐欺 Yさん 女性 26歳
「お金がなくてほんとにきつかったときで冷静な判断が出来ませんでした…」
今回Yさんが被害に遭ったのは、スマートフォンなどの携帯電話を複数台購入させられて、それらを騙し取られてしまう携帯電話契約詐欺。
詐欺師たちは「携帯電話を数台契約するだけでお金がもらえる」、「本体料金も利用料金も支払う必要がなく、契約した携帯電話を渡すだけ」という謳い文句で言葉巧みに被害者を誘導します。
契約した携帯電話を渡してしまうと突然連絡が取れなくなり、利用料金も払われないため
、被害者には複数台の携帯電話の本体料金、利用料金、さらには解約料金などが残ります。
騙し取られた携帯電話は売却されたり、犯罪の道具に使われる可能性が高いです。
Yさんの場合は、iPhone一台につき５万円貰えると言われたので、４台を契約して、それらを渡してしまいました。
しかし、実際は半分の１０万円しか貰えず、月々の返済はしなくていいと言われたものの、全く払われず強制解約になり今は自分で払っているそうです。
画像はYさんの実際のLINEでのやり取りです。
Yさんは警察に報告したものの警察は動いてくれず、弁護士には断られてしまいました。
また同じような詐欺の被害に遭った方が周りに１０人以上もいるようです。
Yさんは「口座、電話番号、住所全て教えて貰い免許証も送ってもらったので信じてしまいましたね…」と話しています。
またこの携帯電話契約詐欺は騙された被害者が同時に携帯電話会社に対する加害者になる可能性もあります。
本来、携帯電話会社の承諾なしに携帯電話の譲渡を行うことは許されませんので、携帯電話会社への加害者とみなされることもありえます。
こういった理由もあって、被害届を出せないまま泣き寝入りしてしまうケースも多いです。
騙されないためには
- ・携帯電話の契約について不安や不明な点がある場合は、携帯電話会社に確認を取る
- ・名義を変更する場合や、通話可能な携帯電話を譲渡する場合は、必ず携帯電話会社に連絡し、所定の手続きを行う
といったことを注意するようにしましょう。