FX自動売買詐欺にご注意!巧妙な手口の数々をご紹介


この記事では、「FX自動売買詐欺の手口」を詳しく紹介します。 この記事を読んで、危ない詐欺に引っかからないようにしましょう。


具体的な詐欺の手口は?


FX自動売買における代表的な3つの手口をご紹介します。


それぞれの手口について、以下で詳しくみていきましょう。


手口①広告サイトやSNSで儲かることを宣伝する


ひとつ目は、ネットやSNS上で派手な宣伝文句を掲載する手口です。 ネット上の広告やSNS上で、「〇ヶ月でいくら儲かった」「絶対に勝てる」などの信ぴょう性のない謳い文句でトレーダーの興味を引こうとしてきます。ちなみに、投資の世界に「絶対」はありません。その言葉が出た時点で詐欺を疑いましょう。 ある事例では、SNS上で勧誘を受けたことがきっかけで、情報料やツール代金など数十万円もの大金を騙し取られたそうです。 また、ネット上で知り合った人と飲みに行き、知り合いだと名乗る人と合流すると、FXの自動売買ソフトの勧誘を受け、当日中にカードローンを組まされて100万円渡してしまった人もいます。 ソフトを使っても一向に儲からなかったため、先方に電話したところ、明確な回答が得られませんでした。 さすがに怪しくなってネットで調べてみると、同じような手口で被害に遭った人がたくさんいたそうです。


手口②バックテストの結果を改ざんする


2つ目の手口は、バックテストの結果を改ざんした取引ツールをネットに掲載する、あるいはまったく関係のない自動売買ツールのバックテストの結果を載せているケースもあります。 自動売買ツ―ルを選ぶ時に、バックテストの結果を手がかりにすることが多いので、これを改ざんするのは非常に悪質です。 ちなみに「バックテスト」とは、英語では「back test」と表記され、直訳すると「過去のテスト」です。 FX業界でバックテストと言うと、「過去の為替データに基づいて自動売買ソフトを動かすと、どれくらい儲かっていたのかを検証するためのテスト」を指します。 あるトレーダーは、バックテストの損益グラフがなめらかな右肩上がりだったので、安定して利益が出ると思って自動売買ソフトを30万円で購入しました。 ところが、実際使ってみるとまったく儲からないどころか、損切りばかりでマイナスの成績になりました。 販売先に電話しても繋がらず、泣き寝入りするしかなかったようです。


手口③口座凍結・出金拒否


3つ目の手口は、「取引開始のためには口座開設が必要」などと言って指定の口座に資金を入れさせ、いざ出金しようとすると口座を凍結させてお金を引き出せないようにすることです。 実際、IronFXのグループ会社で中国に進出していたFX会社であるグローバル・インベストメントが、顧客に対して2.000~3,000億円の出金拒否を行った事例があります。 出金拒否を受けた中国人トレーダーが大規模なデモを起こして騒ぎになりました。 ちなみにIronFXは2014年に日本国内からは手を引いていますが、当時の撤退のプロセスに問題がありました。 なんと顧客のポジションを全て強制的に決済したのです!含み損を抱えていた人は無理矢理損失を被ったわけで、明らかにFX会社としてやっていいことではありません。


いかがだったでしょうか。投資の世界にうまい話というのは基本的にありません。何かのツールを使ったとしてもリスクは伴います。基本的に勧誘を受けて投資を始めるのではなく、自分でしっかりと情報を集めて自分で見つけた投資サービスを利用すれば損することはあっても詐欺に遭うことはすくないでしょう。儲けたいなら、自分で考えて自分で行動することが大切なのではないでしょうか。




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