投資詐欺に騙されるな!! 投資のプロが投資詐欺の6つの見破り方を徹底解説!


皆さんはTwitterのDMで怪しい投資に誘われたことはありませんか? ここでは、 投資詐欺の手口と詐欺かどうかを見極める方法を解説しています。また、詐欺被害にあったときや予防策として取れる行動も取り上げています。 記事を参考に、投資詐欺に対する理解を深め、絶対に投資詐欺に騙されないようにしましょう!


投資詐欺ってなに?


一般に、株式や債権、外国為替、事業への出資など投資に関わる全般に関わる詐欺を投資詐欺と呼びます。 「投資詐欺なんて引っかかるわけないだろwww」とか思ってるそこのあなた!!投資詐欺を舐めたらいけません。 投資詐欺は近年、投資家一人に対して複数の詐欺師が巧妙に罠を仕掛けたり、詐欺にあっていると気づかない人にネズミ講に加担させたりと、 手口が非常に高度になっています。投資経験が豊富な方でも投資詐欺師にだまされてしまうこともあります。 どんなに知識を身につけても、その上をいく知識や情報で詐欺師はだましてこようとします。 投資の初心者や上級者に関わらず、投資詐欺の知識を身に着ける必要があります。


投資詐欺のよくある6つの手口


投資をするならば気をつけたい投資詐欺の手口があります。ここからは、投資詐欺の手口を6つ解説します。 これまで知らなかった詐欺の手口があれば、しっかりと把握しておきましょう。以下がその6つになります。1つずつ詳しく見ていきましょう。


投資詐欺のよくある6つの手口



劇場型


劇場型は他の手口と併用して使われることが多く、詐欺に気付きにくい特徴があります。非常に手が込んでいて、様々な役を詐欺師一人一人が演じて、消費者を巧みにだまします。 例えば未公開株購入の勧誘をしたとして、知識があればすぐに詐欺だとわかってしまいます。としかしその後すぐに、別の詐欺師が「A社の未公開株を持っていませんか」などと相談を持ちかけます。 「A社は本当に存在するのかもしれない、、」と消費者が思ったら投資詐欺師の思うつぼです。最初の証券会社とは別の会社を名乗って再度勧誘してお金をだましとっていきます。 普通に考えてタイミングよくいろんな電話がかかってくることは考えにくいです。勧誘を受けた時点で、 会社の実態や連絡先を調べましょう。


システムトレード


システムトレードは、 自動売買プログラムのことです。インターネットを使って簡単に取引できるため、初心者でもハードルの低い取引方法になります。 このシステムトレードを悪用した詐欺の手口もあります。知識の浅い人を中心に、「必ず儲かるプログラムがある」など甘い言葉で勧誘します。 言うまでもなく、投資の世界に「必ず、絶対」は存在しません。こういう言葉を目にした時点で「投資詐欺なんじゃないか」と考えるようにしましょう。


ファンド形式


ファンドとは多くの投資家から資金を集め、それをプロの投資家が運用し、 得た利益をそれぞれの投資家に分配するものです。 一人から集める資金は小口でも、多数の投資家から資金を集めて運用します。投資に対する知識や取引のスキルに自信がない場合は、ファンドの利用は非常に効果的です。 しかし、ファンド形式の詐欺もあるため初心者は注意が必要です。手口は「年利30%」や「月利10%以上」などの高利回りで勧誘してきます。 最初は配当をきっちりと支払い、信頼させますが追加出資させたら 詐欺師たちは高飛びして音信不通になることが多いです。


未公開株


未公開株とは文字通り証券取引所で公開されていない株式のことです。未公開株に該当するのは中小企業が多いわけですが、通常、個人投資家が手に入れる機会はほとんどないです。 詐欺の手口としては「これから上場する株があるから今のうちに未公開株を買いましょう」と勧誘します。実際は上場する予定のない会社の株式であったり、存在しない会社であったりします。 結局、購入してしまうとただの紙切れを持つだけになり資産をだまし取られてしまうことになります。未公開株を扱えるのは発行している会社か、金融庁の登録を受けた金融機関や証券会社だけで、個人では扱えません。覚えておきましょう。


外国通貨


外国通貨にも詐欺の手口は存在します。例えば新興国の外国通貨を 市場の何十倍もの価格で購入させる詐欺手口があります。 詐欺師は「これから工業が発展し通貨の価値も必ず上がる」と言葉をかけて購入を促してきます。確かに通貨の価値は上がるかもしれませんが、もし上がるとしてもそれは自分で購入すればいいだけの話です。 新興国の通貨市場は投資に慣れている人でも相場を把握しきれないことがあります。しかし、話を持ち掛けられた時点でその通貨について徹底的に調べれば相場を把握することは容易です。とりあえず自分で調べてみましょう。


事業への出資


これから伸びてくるような 新しいテクノロジー系や話題分野に焦点をあてて、資金をだまし取る手口にも注意が必要です。 ニュースなどで誰もが知るような分野を取り上げて「関連分野で新規事業を立ち上げるので出資してくれませんか」と勧誘し、「これから期待の分野ですので設けられますよ」と期待感をあおります。 出資したあとに詐欺師たちは姿を消してしまい、お金を騙し取られる結末が待っています。基本的にそんな話が自分に回ってくるはずないと考えてください。うまい話というのは基本的に素人より先に投資のプロに回ってきます。そのプロ以外に出資を頼んでる時点で察してください。


投資詐欺を疑うべき5つのポイント – 投資詐欺を見破るには –


投資詐欺手口の多くには疑うべきポイントがあります。以下の6つのポイントを参考に、投資詐欺にあわないようにしましょう。


投資詐欺を疑うべき5つのポイント



ねずみ講を導入している


投資詐欺の多くは勧誘や紹介の仕組みを取り入れています。いわゆる ねずみ講です。 紹介するとバックがある仕組みは投資詐欺の確率が高いです。もしかしたら知人や友人が先にだまされて勧誘をしてくるかもしれません。近しい人物から紹介されても簡単に信用せず、判断しましょう。


利回りが高すぎる


利回りが異常に高いのは疑うポイントです。 一般的な金融商品の利回りは3%前後になります。 7%程度になるとやや高く、10%を超えれば異常だと考えてください。一時的な利回りが10%や20%になることがあっても、将来的に継続することはほとんどありません。 10%や20%、またはそれ以上の利回りを提示してきたら詐欺を疑いましょう。 また「月利」で勧誘するのは、ほぼ詐欺と考えてください。異常な利回りを提示しても何回かは配当を支払うのも投資詐欺の特徴です。覚えておきましょう。


元本保証である


投資商品で元本を保証する商品は基本的にありません。「元本保証をする」と言われた瞬間詐欺を疑いましょう。 「元本保証」は投資詐欺にはよく使われるキーワードです。元本が保証されるという甘い言葉に惑わされず、しっかりとした判断をしてください。


権利もの・未公開株・流行りもの


先ほどの詐欺手口で紹介した未公開株や流行りものを利用した事業出資以外にも、 権利ものには注意してください。土地の権利や水資源の権利、著作権などが権利ものです。 簡単に権利が売買される可能性は低いです。「この権利を買いませんか、継続した収入になります」などと勧誘されたときは詐欺を疑いましょう。


海外の投資案件である


知識がないと安全に運用できない案件であるため、詐欺師は狙ってきます。「これから伸びる」、「成長する国だ」などと巧みに勧誘します。海外案件に精通していなければ、興味本位で購入してしまう可能性もあります。 海外案件はトラブルに発展しやすく対処も難しくなります。総合的にみるとリターンが悪い場合が多いです。


投資詐欺に狙われた場合の対処法


万が一、詐欺被害にあった場合や疑わしい勧誘を受けたらまずは 相談窓口を利用しましょう。相談窓口や効果的な方策を3つ紹介します。


投資詐欺に狙われた場合の対処法



金融サービス利用者相談室を利用する


相談窓口には、金融庁が運営している「金融サービス利用者相談室」があります。問い合わせ先や方法は以下をご覧ください。


電話番号:0570-016-811


受付時間:平日10:00〜17:00


FAX:03-3506-6699 (24時間受付)


メールや郵送での問い合わせも可能ですが、早めに相談し回答を得るならば 電話の利用がいいしょう。


インターネットで検索する


インターネット上には 投資詐欺に関する様々な情報サイトがあります。予防策としては効果的です。例えば、勧誘を受けた業者の会社名について検索して、実態を調査してみましょう。 具体的な商品名で勧誘されたときも同様です。 検索しても該当しない場合は詐欺だと判断し、誘いに乗ってはいけません。


免許を得ている業者かどうか調べる


金融庁では 免許を取得して営業している業者を登録しています。登録業者は金融庁の公式ホームページ「免許・許可・登録を受けている業者一覧」に掲載されています。 また、金融サービス利用者相談室でも問い合わせることで確認ができます。インターネットでの検索と併行して、登録業者であるかどうかを調べましょう。


【注意点】 事後に相談してもお金は返ってこない


詐欺被害にあった後に相談窓口に相談しても、 基本的にお金は戻ってきません。 弁護士に依頼する方法もありますが、行方が分からなかったりすでにお金がなくなっていたりする場合があります。 「これは詐欺かな」と思った段階で窓口に相談するように心がけましょう。事後対策はなかなか難しいです。


まとめ


投資詐欺の手口は様々あります。どれも甘い言葉を武器に勧誘してきます。 しかし、詐欺かどうか見極めるポイントがあります。怪しい内容を信じず、しっかりとした判断が必要です。 予防策をとって、 投資詐欺の可能性を必ず頭の中に入れておきましょう。




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